ボリンジャーバンドは、一定期間の移動平均線を引き、その上下にさらに2本ずつ線を引いてバンド状に描きます。統計学を応用して、相場の変動の大半がこのバンド(範囲)の中に収まるという予測をもとに、現在値の位置や方向性で投資判断を行います。
ボリンジャーバンドは、アメリカの投資家ジョン・A・ボリンジャーによって考案されたテクニカル指標で、株価の勢いや反転の目安、方向を見る指標です。移動平均線とその標準偏差を表す5本線のチャートで表され、上下のバンドに挟まれた価格が将来の相場における価格の変動幅を表現しています。
トレンドが発生している時には上のバンドを抜けば買いシグナル、下のバンドを抜けば売りのシグナルが発生したと判断するのが一般的で、レンジ相場の時は逆張り用の指標として利用されることがあります。株価の値動きが激しくなるとバンド幅が拡大、値動きが小さくなるとバンド幅が縮小する傾向にあります。
ボリンジャーバンドは、視覚的に相場環境を把握しやすいインジケーターのため、多くのトレーダーから人気があります。