「底値」とは、一定期間中に付いた相場の一番低い値段で、相場用語です。反対語は天井値です。
株価が下落から上昇に転じたとき、最も安い価格をつけたときを「大底」といい、そのときの株価を「底値」といいます。株価が安値を付けた後、やや値を戻してまた下げていくようなケースでは、最初の底値を「一番底」、その後さらに安い水準で付けた値を「二番底」といいます。一番安い底は大底(おおぞこ)といい、大底は「陰の極み」ともいいます。
底値は株価の下値目安を表す際、「底を抜けた」「二番底」などのように使われます。一時的に株価が安い状態である優良銘柄を探して買い、値上がり益を狙うのが「底値買い」の基本戦略です。このことから、株価の下落相場を「仕込みどき」と捉える投資家もいます。